造血幹細胞移植わず!

いよいよ入院治療も佳境に入ってきました。

造血幹細胞移植の前処置、造血幹細胞輸注、幹細胞の生着待ちを経て、順調に治療は進んでいます。最近特にしんどかったのですが、今日は比較的体調良好なので更新しています。

 

〇前処置

感染症検査、放射線治療、大量抗がん剤から構成されます。

 

 最初の1週間で身体中の感染症を検査しました。この期間は楽でした← 特に虫歯がなくてよかったです。移植前に虫歯があると詰め物治療とかではなくガンガン抜くそうなので…

 次の1週間で放射線治療を行いました。白血病は全身の至る所から再発する恐れがあるので全身に放射線を浴びます。副作用で吐き気や唾液腺異常などがありますが自分の場合は強いものではなかったです。

 翌1週間でいよいよ大量抗がん剤です。この時はさすがに以下の副作用が出ました。

・全身に発疹ができてひたすら痒い

・熱が40度近くまで上がったり、解熱剤で下げたりの繰り返しの日々

・毎日の吐き気と下痢

あと、尿道カテーテルめっちゃ痛かったです←(普通は痛くないらしい

 

〇造血幹細胞輸注

 移植のことを輸注と言います。移植といっても、何か器官をドナーから切り取って手術でくっつける、みたいなことはしません。ドナーから造血幹細胞を点滴からもらうだけです。自分の場合は末梢血幹細胞移植ですので、薬剤により骨髄から末梢血に流れ出た幹細胞をドナーから抽出し、それを点滴により輸注しました。輸注自体は30分もかかりませんでした。

 この日は副作用やアレルギーなどは出ず無事終えられました。

 

〇幹細胞の生着待ち

 生着とは輸注した幹細胞が自分の幹細胞として十分機能するようになることです。

まず、自分の持っていた白血球の数がゼロになります。この状態になると身体は雑菌に弱くなり口の中などの常在菌に感染してしまいます。

・39度以上の高熱

・重度の口内炎、粘膜炎

がこの時の主な症状で、自分の場合粘膜炎が喉にまで拡がり喉の粘液と血が止め処なく出てきて全然眠りにつくことができませんでした。口内炎による痛みも強く、医療用麻薬を使ってやっと五分粥が少しだけ食べられるという状態が続きました。

 

 そして現在。白血球は生着と言っても良いくらいに大きく増加し、症状もかなり改善されてきました。熱も上がりにくくなり、トゥルントゥルンの口内環境も戻りつつあります。今後注意すべきはウイルス感染とGVHDという臓器不全を引き起こす移植特有の病気です。

 

 

ヤマは越えたと思って踏ん張りたいと思います。

 

 

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