5年ぶりのグレフル・腕&眼球への注射・無限回繰返し通院。

グレフ

8月に分子標的薬の服用が終了した記事を書きました。

分子標的薬服用中は摂取できないものがあります。グレープフルーツです。服用終了に伴い、グレープフルーツ摂取が解禁されました。ということで5年ぶりに摂取してみました。まあ特別好きというわけではないのですが、禁止されていると摂取したくなるものです。5年ぶりということで、なんだか懐かしい味がしました。

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眼球注射

正確には硝子体注射というものです。9月に初めて打ってきて怖い思いをしたことを記事にしています。

linpasei.hatenadiary.jp

この治療、1回につき4万5000円もする割に根治を期待できるようなものではなく、何度も打ち続けて経過を見ていく対処療法なのです。注射により硝子体に薬剤を入れることで一時的に視力が回復しますが、やがて元の状態に戻り、また注射・・・の繰り返しです。注射の間隔は症例によるそうなのですが、筆者の場合12週間後の検査で元に戻ってしまっていて、先週再び注射してきました。何度打とうが眼に注射針が入ることが怖くなくなるはずがありません。今回も怖い怖いな思いをしてきました。ちなみに麻酔の目薬が入るので痛みは全くありません。また12週間後に視力が悪くなっていたら再度注射することになっています。

腕注射

移植患者は免疫力が健常者と比べて低く、幼少期に受けたワクチンの接種し直しが推奨されています。筆者においても、退院して1年ごろよりワクチンを何種類も打ってきました。ものによって複数回の接種が必要なものもあり、肺炎球菌や4種混合など計13回のワクチンを打ってきました。最後に受けたのが2年ほど前でそれ以上は打てない状態でワクチン接種がパタリと止まっている状態でした。残るワクチンは生ワクチンと呼ばれるタイプで、分子標的薬の服用中は接種できないものでした。前回夏の外来で分子標的薬の処方がなくなったことで、今回からその生ワクチンを接種することができるようになりました。

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生ワクチンとは何ぞ?ということなのですが、ワクチンは大きく不活化ワクチンと生ワクチンに分かれるそうで、これまで接種してきたのは不活化ワクチンと呼ばれるものなのだそうです。ざっくりですが、以下のようです。

・不活化ワクチン:感染力を失わせたウイルス

・生ワクチン:毒性を弱めたウイルス

www.wakuchin.net

つまり、生ワクチンの場合には副作用として最悪そのウイルスに感染してしまうリスクがあるのです。接種することが決まっているのは、麻疹風疹・水痘・おたふくかぜの3種各2回です。恐る恐るですが、今回麻疹風疹から始めてみることにしました。 

ちなみに上記ワクチン全て自費診療です。お財布的にも腕にも痛いってことです。。

 

無限回繰り返し通院

血液内科への通院は退院当初より5年で終了するものと思っていました。それは通院時に押されるスタンプカードがあり、5年のスタンプを押すところに"卒業"の記載があるからなのですが、どうやらその前提が違ったようです。今回の外来で何気なくあと半年で通院終わりですね、と主治医に確認したところ、5年経ってもまだまだ通院が必要ということが分かりました。それもいつまでなのか明確には分からないとのことでした。

4年以上前から思い込んでいた前提が覆ってしまいました。校庭10周のつもりで走っている終盤にあと10周!と言われるようなものです。それも10周なのかどうかも分かりません。いつ終わりが来るのか不明確なのです。

ところで、終点が不明確な繰り返しはある条件下では、無限回繰り返しと同等とみなすことができます。そうこれは、無限回繰り返し通院なのです(?)

 

そういうわけで、眼注射も腕ワクチンも無限回繰り返し通院もまだまだ道半ばですが、なんとかやっていくしかないなという次第です。

 

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筆者のような血液疾患者をはじめとした患者が十分な輸血を受けるため、献血🩸のご協力をお願いします🙏🙏