移植して3年7か月。コロナウイルス中和抗体を接種してきた!!

移植して3年7か月。

前回の眼底検査といい、掲題の接種といい、ここ最近自宅から1.5時間程度かかる病院通いが頻発しています。今回はつい先日行ってきたコロナウイルス中和抗体接種のお話です。

中和抗体と言ってもあまり耳慣れない方もいらっしゃるかもしれません。

小生もよく分かっていなかったので、接種体験を拙記事にて報告します!

 

■中和抗体とは?

この記事を読んで頂いている方も、コロナウイルス感染予防としてワクチンを何度も接種しているこの頃かと思います。ワクチン接種では、ウイルスの抗原などを体内に投与するわけですが、その際、抗原に対する免疫反応が起こります。この段階で起こる発熱などに喘いだ方もいるかもしれません。免疫反応の結果として産生されるのが中和抗体です。

しかし、小生のような過去に造血幹細胞移植を受けた患者やその他免疫力が低下する疾患を持つ患者の場合、免疫反応が起こりにくく、ワクチン接種によって十分な中和抗体を得られない場合が往々にしてあります。

そこで、その対策として用いられているのが中和抗体を直接接種してしまおうという方法です。接種時には2種類の薬剤を使用するので、”抗体カクテル療法”などと呼ばれることもあります。当初は軽症の感染者を対象として行われていた方法のようです。東京都福祉局のHPに図説した詳細が掲載されていました。

新型コロナウイルス治療薬等について 東京都福祉保健局

さらに2021年11月にこの中和抗体の接種を感染予防として投与することが認められたようです。

www3.nhk.or.jp

 

■接種の経緯

現在のところ、これが認められるのは先述の十分な免疫力を持っていない患者に限られるようです。この中和抗体の接種を11月の外来で主治医に強く勧められ、そういうことならと接種することになりました(;'∀')

この薬剤の投与には医師からの特別な申請が必要なそうなのですが、あっさり通ったみたいです。ちなみに薬剤自体は患者に無料で提供されます。発生するのは注射の技術料3000円だけです(誰が負担しているのだろう?厚労省?)。小生に提供されたのは、アウトラゼネカのエバシェルドと呼ばれるものです(ちなみに上記のNHK記事に記載されているのは、中外製薬の薬剤です)。無料なのは大変ありがたいのですが、ついでにいつもの血液検査もしましょうということでした。血液検査をするだけで1万2000円かかるので、結局痛い出費ではあります。

 

■いざ接種

口上が長くなりましたが、接種のために処置室へ向かいます。先述のように2本の注射を打ちます。接種する場所はなんと!左お尻と右お尻です(>_<)怖い怖い怖い(>_<)大の大人が声に出して言っていました。怖い怖い怖い。

というわけで、うつ伏せになって半ケツになります。この状況デジャヴだな・・。と入院中に腰に針を刺して髄液を抜かれていた入院生活を思い出しながら針を待ちます。緊張して深呼吸をし過ぎて、呼吸が妊婦さんのようになってきました。この時、対応してくれた看護師さんは淡々とした方だったので、「妊婦じゃないんだから」といったようなツッコミはもらえませんでしたが。

結果としては、普通の注射を2本打たれたというくらいのものでした。痛みとしては、髄液を抜かれたときの1/100くらい。過去にどれだけ過酷な治療を経験していても、怖いものは怖いんですよねぇ💦

これにて今回の報告はおわりです。完読いただきありがとうございました。

 

参考文献

厚生労働省 新型コロナワクチンQ&A

https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/

・東京都福祉局HP

https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kansen/corona_portal/shien/chuwakotai.html

NHKニュース記事

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211105/k10013335121000.html

・アストロゼネカHP(投与対象外の方の閲覧はよろしくないらしく割愛)

 

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