悪いことかと思ったら良いことだった話

6月17日6時頃、目を覚ましまして、かなりのだるさを感じ体温を測りました。

すると、39.5度の表示が。この値は今回の移植で観測したことのない高い数値です。

「うわ~、絶対これなんかの菌かウイルスに感染したやつだわ~」素人考えながらそう思いました。

 

ところが、高熱の原因は感染ではなかったのです。それは、医師が問診に来た時に分かりました。「発熱の原因は白血球の急激な増加による免疫反応の可能性が高い」と言うのです。その急激に増加した白血球の数は3200個/㎕。

 

fig1のようにグラフにしてみると、白血球数が急激に増加していることがよくわかります(数値入力が面倒なので6月のみのグラフになっています)

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fig1.6月の白血球数の変化

2週間近く100付近で燻っていた白血球数が6/13辺りからみるみるうちに増加し、気付けば6/16には990。その翌日には3倍以上になっているとは…!好中球も2000個近くあります。医師も生着の太鼓判を押してくれました(厳密な定義では6/19に6/17の生着が判断されますが、この値なら待つまでもなく生着と判断していいとのこと)。ついに待ちに待った生着です!!!つまり、ドナー細胞が僕の身体に根付いたということになります。100台で燻っているときは毎日心配で、ため息ばかりついていましたが、もう白血球の心配をする必要はありません。口や喉の痛みも時間とともに消えていくでしょう。もう病棟から出ることもできます!今日は生着記念日なので院内のコンビニまで行ってハーゲンダッツ買っちゃったわ💗

 

ところが、そういつまでも呑気なことを言ってられません。これから移植日100日目までは急性GVHD、それ以降1~2年は慢性GVHDとの闘いが待っています。GVHDとは、ドナー由来のリンパ球が患者の臓器を異物とみなして攻撃して起こる症状のことです。重篤なものだと命に関わることもあります。また、基本的に免疫力はまだ低いので健康な人では普通感染しないようなウイルスは菌に感染しやすいです。

 

まだまだ闘いは続きますが、臍帯血移植第1ステージクリアです!

 

 

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