白血病発病
あなたは、突然死の淵目にあったことはありますか?
僕は突如、急性リンパ性白血病を発病し今すぐ死んでもおかしくないとまで言われました。
泣き崩れる母にそれを支える父、激痛を伴う検査明けで39度の高熱で朦朧とする中、これは夢かと半分疑うような気持ちで聞いていました。
あまりに急なことで当時の婚約者と「ヤバくない?w」などとおどけて目を合わせたりしていました。
病状としては、入院時には身体中が白血病細胞(ガン細胞)だらけになっており、白血球数が40万個/μℓを超えていました(健康な人は3300~8600個)。ここまでくると、血液がドロドロになり脳や心臓でつまったり、免疫機能が皆無になり重度の感染症を引き起こし死に至る恐れがあります。1週間後には69万個/μℓになり、更に死のリスクが高まっていました。
僕は両親に大学浪人させてもらい大学院まで行かせてもらった身です。27歳にして新卒2年目、これから仕事を覚えるぞという大切な時期に大病にかかってしまいました。
現在は、抗がん剤治療により白血病細胞の殆どは壊れ死のリスクは格段に少なくなりました。これから更に強い抗がん剤治療を行いながら骨髄移植に備えることになります。
治療には莫大なお金がかかります。あなたは病気とだけ向き合いなさいと個室病室まで費用を負担してくれる両親にどう恩返しすればいいのか検討もつきません。
もしドナーになれたら私の骨髄ならいくらでもあげると言ってくれる妹にもただ感謝することしか出来ません。
大勢の友人たちもたいそう心配し、気にかけてくれます。無菌室に閉じ込められていて会えないけれど、応援してくれるかけがえのない人たちです。
入院してからたくさんの人に感謝しました。すごく涙脆くなりました。でも、もう悲し涙は流していません。多くの人に支えられ、嬉しくて涙を流しています。
治療はまだまだ始まったばかりです。抗がん剤もこれからどんどん強くなります。骨髄移植の拒否反応も壮絶なものだそうです。
しっかり前を向いて生きていきます。
無菌室からの夜明け
パンと秋刀魚の蒲焼きとかいう謎の組み合わせ
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