移植して2年2か月!地味~な慢性GVHDが進行中なお話
いつもお読み頂いている皆様、如何お過ごしでしょうか?
いつもありがとうございます。
おかげさまで移植して2年と2か月が経過しました。
今月は慢性GVHDのお話です。弊ブログにおいても何度か言及しているこの疾患。
簡単に言えば、造血幹細胞移植を行った場合に宿主と移植片の細胞が闘ってしまうことで、様々な疾患が起こるものです。詳しくは以下をご参照ください。
慢性GVHDの代表的な症状の1つ、ドきついドライアイに悩まされていることは以前記事に書かせてもらいました。
これに加えて、少し前から2つの症状が進行中です。
でも、地味~~な症状です。
1つ目
1つ目はコレ。身体のダルメシアン化が進行しています。
と言っても身体がダルいとかではないです。もっと地味~~~な症状です。
皮膚がまるでダルメシアンのような模様に仕上がってきています。さすがに白黒になっているわけではないですが、元々の肌の色に白い斑点が無数に浮かび上がっています。そう、まるでダルメシアンのように。
全身というわけではありませんが、下腹部から広がり始め、最近では二の腕あたりまでうっすら侵食してきました。この皮膚症状は、白斑と呼ばれるものでGVHDでは典型的な症状です。
さすがに30のおじさんの下腹部や二の腕を載せるわけにはいかないので、今回はダルメシアンで代用してみました。別に痛くも痒くもないので、それ程困ってはいませんが、顔とかにできるとさすがに嫌かなあ、という感じです。
地味でしょ❓
2つ目
2つ目はコレにお世話になっている話です。
右手の爪が剝がれそうだし、今にも割れてしまいそうなんです。同じような症状に復職した頃も悩まされていたのですが、再発してきました。
爪がどんどん薄くなって、皮膚から浮いている状態だからです。これもまた地味ではありますが、ダルメシアン化現象よりは重めな症状であると捉えています。
爪が割れたり剥がれたりすると確実に日常生活に支障が出ます。ということで保護テープを随時使用したり、こまめに爪を切ったりして日々対策をしています。
さすがに30のおじさんの爪をお見せするわけにもいかないので、対策グッズを掲載してみました。地味でしょ❓
これらの症状を並べただけでは慢性GVHDにはデメリットしかないように見えますが、実は大きなメリットもあるのです。
それは、白血病再発リスクの低減です。
専門用語でGVL効果と呼ばれています。
あまり正確ではない表現ではありますが、元々いた宿主の悪いところを移植片が闘ってやっつけてくれるイメージです。
しかし、GVHDが強すぎる場合には最悪死に至る可能性もあります。
ただし、小生の場合には地味~~な症状に留まっています。この場合、いい具合にGVL効果がはたらき、丁度いいくらいのバランスで再発リスクを抑えることができるわけです。
主治医も外来の度にヨシヨシって言ってくれます。
ということで、地味~~だけど結構重要な兆候があるよ、という回でした。
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