先月のことになりますが、移植後3年を迎えることとなりました。罹患してからは5年経ちますが、あわや空前の灯と思われた生命がこうしてまた1年生き長らえたこと、皆々様におかれましては感謝に堪えません。
3年目のとらちゃんスタンプを押してもらいました!🐯
さて、今回の節目検診において行った検査は、血液検査のみです。思えばどこかのタイミングからレントゲン検査や呼吸器検査は行わなくなりました。節目ということで普段の倍の11本血液を取りました。この中には半年に一度確認する免疫グロブリン(IgA,IgM,IgG)や甲状腺刺激ホルモン(TSH)の項目も含まれています。
これらの値は造血幹細胞移植を施したことにより、3年前より健常者と比べ低い状態が続いていました。毎回半年間でどれだけ改善されているか、どきどきしながら結果を確認しています。
今回の結果は、、、残念!!!どれも改善されていませんでした。
というか寧ろ前回より値は悪くなっていました。もしかしたら状態の改善はもう頭打ちなのかもしれません。
ということでこれからもしばらくは健常者の方と比べ免疫力は低いままで甲状腺が刺激されないままという状態が続きそうです。
今回もう1つ気になっていたのは、尿酸値です。大量抗がん剤療法によりこれでもかと痛めつけられた肝臓のライフが0のまま回復せず、3年前の8月に退院してからというものの、尿酸値が高くなってしまう状態が続いていました。尿酸値治療薬がずっと処方されていましたが、尿酸値4.9が改善されているということで前回の外来から処方から外していました。
今回の結果は、、残念!!爆上がりして7.6になっていました。こうなるともう高尿酸血症です。海産物をはじめとしたプリン体を多く含む食品には気をつけなければなりません。痛風怖い……。
(以下、2022/6/22追記箇所 ここから)
これも今なお服用している激強薬アイクルシグの副作用の可能性があります。
薬の情報は以下ですが、数百もの副作用が列挙されています。
アイクルシグ錠15mgの基本情報(薬効分類・副作用・添付文書など)|日経メディカル処方薬事典
この中に確かに高尿酸血症もありますし冬季に悩まされる血管障害、疼痛、冷感も含まれています。この薬を処理するのに毎日毎日肝臓を酷使しているのは明らかです。ついでに酒に弱くなってしまっているのもこれのせいな気がしてきました。実際、退院後日に日に飲める量が減っている感があります。
(以上、2022/6/22 追記箇所 ここまで)
節目の検診の際にもう1つ気になるのは幼少期に打ったワクチンの打ち直しの件です。移植後一定の期間が経過すると、接種可能なワクチンが増えていきます。今回、3年経過したということで、麻疹・風疹、おたふく風邪、水痘のワクチンを新たに打てるようになると聞いていました。
しかし外来で確認した結果、残念!!なんとこれら全て打てないとのことでした。理由は前回3月の記事においてお伝えした、分子標的薬アイクルシグを未だに飲み続けていることにありました。詳細は聞けませんでしたが、おそらくはこの薬には副作用として骨髄抑制がかかる場合があるからと思われます。
前回の外来にてアイクルシグは今のところ飲める限り飲む予定と聞いていて今後この方針が続く限りは接種できるようになることはなさそうです。
次回の外来では、PWV/ABI検査なるものを受けることになりました。読者の皆様もおそらく耳慣れない検査かと思います。次回の記事で詳細をレポートしますね!お楽しみに!?
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